2006年04月10日

カブ

プロフィール


見た目からは想像できないけど、ハクサイと同種の植物なんだ。

春の七草のひとつにある「ナズナ」とはこのカブのことで、日本では古くから親しまれてきたんだよね。

こんなカブなんだけど、原産地はアフガニスタン付近の中央アジア説と、これにヨーロッパ南西部を加えた2つの起源説がある。

実は、日本に伝来したものも大別してヨーロッパ型と中央アジア型の2種類があり、驚くことには関が原あたりを境に東西に分かれているのだ。

東日本に分布するのは朝鮮半島から渡来したヨーロッパ型で、西日本には中国経由で伝来した中央アジア型なんだよ。


その後、栽培された土地土地によって品種改良が行われ、現在ではたいへん多くの品種が存在しているんだ。


ちなみに、小カブと呼ばれるものはユーロッパ型、大カブで有名な天王寺かぶは中央アジア型だよ。
これにならって、大きいカブが中央アジア型と考えそうだけど、一概にそういうわけではなんだね。

赤カブといわれるものにはヨーロッパ型と中央アジア型の両方があるからね。




食べ方と効能
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ソラマメ

プロフィール


初夏の味覚のひとつ。
やわらかな香りとほのかな甘味が口の中でパッと広がるよね。
子供にはわからない大人の味と言っていいよね。

サヤが空に向かって実るから「空豆」という話もあるし、
蚕がつくる繭の形に似ているから「蚕豆」という話もある。

中国調味料でおなじみの「豆板醤」は、四川地方の名産であるソラマメから作ったものなんだ。


栽培の歴史の古い豆のひとつで、エジプトなど地中海沿岸で栽培されていたのだけど、今では約70%が中国で栽培されているのだ。
驚いた話だよね。

日本の主産地は、鹿児島、愛媛、千葉茨城、宮城といったところ。
鹿児島では、ハウス栽培を使って12月から出荷されている。

このような豆のことを早生豆と言って、旬の本豆と分けて呼ぶこともあるんだね。



食べ方と効能
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2006年03月22日

エンドウ豆

プロフィール


古代エジプトのツタンカーメン王の王陵を発掘したとき、その副葬品の中から発見されたという話もあるくらいに古い野菜なんだよ。
ギリシャ時代にはすでに栽培されており、地中海地方と中国とで栽培種が発達したんだ。

日本には10世紀に穀物として伝えられたと言われているのだが、野菜として食べられたのは江戸時代からだったようだね。
もっとも、一般人にまで普及したのは明治時代に入ってからだけどね。

一口にエンドウ豆と言っても、その種類は多いんだ。
豆ということからグリーンピースのことだと思いがちなのだけど、日本全体でエンドウ豆と言えば、キヌサヤと呼ばれている莢ごと食べる品種を指すんだよ。

大きく分類すると、エンドウ豆は若い莢を食べる品種と、莢ではなく中の青い豆を食べる品種ということになるんだよ。

莢を食べる品種の代表格が「キヌサヤ」というわけ。
この他にも、オランダサヤと呼ばれているサヤが大きい品種もある。
さらに、近年ではスナックエンドウと呼ばれる実が莢も食べられるも登場するようになったんだね。



食べ方と効能
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2006年03月21日

枝豆

プロフィール


暑い夏。仕事も終わって、一杯やっか! とキンキンに冷えたビールをコップ注ぐ。
そんな時、そばにおいておきたいつまみが「エダマメ」でしょう。
まさに夏のビールの定番だよね。

ところで、エダマメとダイズが同じ野菜であることを知っていた人はいるかなぁ?

実は、ヤダマメはダイズを未熟なうちに収穫したもの。
だから、収穫せずにそのまま畑で完熟させれば、ダイズになるというわけ。

だから、「畑の肉」と呼ばれているダイズになるだけあって、エダマメにもたんぱく質は豊富なのだ。
そしてそして、ダイズには含まれていないビタミンCもエダマメには多く含んでいる。
親も立派だけど、子はそれ以上に立派ということだね。
まさに「親子鷹」だね。

エダマメがビールにつき物というのには、そのおいしさにもあるのだけど、エダマメの中のメチニオンという成分がアルコールから肝臓や腎臓を守る働きがあるからなんだ。


ところで、親のダイズは東アジア原産で、中国では紀元前2000年から栽培されていたという古い作物なんだね。
日本への渡来は明らかではないのだけど、『古事記』や『日本書紀』に名前が登場することから、かなり昔から伝わっていたようだね。

ところが、肝心の未熟の豆をエダマメとして利用したのは17世紀から。
ずいぶんと長い間このような食べ方は発見されなかったということだね。

最近では、ダイズはダイズ、エダマメはエダマメとして区別して栽培されており、品種も分かれている。
品種は200種にもおよぶというから、大変な数の兄弟がいることになる。

現在の主な産地は、北海道、東北、関東、山形、新潟、静岡などだね。
変わりどころとしては山形や新潟の「茶豆」「タダチヤ豆」、もっぱら冬に出荷する体制をとっている静岡の「こまめちゃん」というブランドだね。

さらに、京都では黒豆を未熟のうちに収穫したマメも出回っている。




食べ方と効能
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2006年03月20日

インゲン

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江戸時代、中国んら帰化した隠元禅師が伝えたことから名づけられたと言われていることは、ちょっと野菜に詳しい人であればご存知のこと。

ところが、禅師が伝えたのは今のようなインゲンではなくて、フジマメと呼ばれる野菜だととも言われているんだね。。

では、どれが本当の話かと調べてみると、どうやらはっきりしていないようだ。
当時、政治の中心であった関西ではフジマメのことをインゲンと呼ぶことから来たのかもしれないね。


関東ではインゲンはさらに面白い名で呼ばれている。
収穫までの期間が短く、1年に3度も収穫できることから「サンドマメ」と言う名がついている。

えっ? なにも面白くもないって?

まっ、いいか!

インゲンの原産地はメキシコ南部や中央アメリカであり、先住民たちの重要な作物のひとつであったらしい。
ヨーロッパ全域に広がったのは17世紀なんだね。
これもコロンブスの影響なのかな?


わが国のはなしだけど、中国から伝わったインゲンは、かつては豆を採るために栽培されていたということらしい。
ところが、明治時代に、若いインゲンを莢(サヤ)ごと食べるサヤインゲンが導入されるようになり、現在に至っている。

インゲンは実に多くの品種があり、各地でいろいろな品種が栽培されている。
八百屋さんの店先でも、見慣れているインゲンや見慣れないインゲンが一緒に並ぶときもあるからね。
でも、今の代表選手は「すじなしインゲン」と呼ばれている改良種だろうね。



食べ方と効能
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2006年03月16日

トマト

プロフィール


まず、あなたに質問。
「トマトは野菜ですか? 果実ですか?」

植物の分類ではナス科の1年生果菜。
ということは、ナス、ピーマン、ジャガイモなどの野菜と遠い親戚になる。
「エーーーッ! ほんとかよ!!!」って話なんだけど、ほんとの話。

フランスでは「愛のリンゴ」、イタリアとドイツでは「天国のリンゴ」と呼ばれており、日本でも最も消費され愛されている野菜なんだね。


原産地は、ペルー、エクアドルなど中南米のアンデス山脈に沿った地方。
太陽の光がさんさんと降りそそぐ赤道直下の乾燥した高冷地帯で栽培され、有史以前から食用にされていたんだ。

ヨーロッパには16世紀に導入されたが、最初は観賞用だったらしい。
食用として盛んに栽培されるようになるのは18世紀になってからなんだね。

日本でもそれは同じ。
ヨーロッパに遅れること1世紀、17世紀ごろには導入されていたと思われるのだが、やっぱり最初は観賞用だったみたい。
食用として脚光を浴びるようになったのは、明治以降、文明開化の後。
そして、昭和の初めにアメリカから甘みに富んだ桃色系が導入されて、日本独特の品種が普及したと言うわけなんだ。


トマトの赤い秘密はリコピンという色素にある。
このリコピンという赤い色素は、おぼえておいて損はないからね。
そして、昼と夜の歓談の差が大きいほど赤色の鮮やかさが増すんだ。

「トマトは夏だ」ときっと一度は耳にしているはずだよね。
でも、現在の栽培のほとんどがガラスやビニールなどの温室・ハウス栽培。
そのため、冬と春には熊本、愛知などの温暖地から、初夏には千葉茨城、栃木から、真夏には福島や長野からといったように年中出回っているため、旬がなくなってしまった野菜だよな。


食べ方と効能
posted by くいしん坊 at 19:56| Comment(0) | 知っている野菜の知らない世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カボチャ

プロフィール


カボチャは大きく分けて、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャの三種類がある。

黒い皮で知られている日本カボチャは中央アメリカ原産で、16世紀にポルトガル船によって九州に渡来したんだね。
このとき当時の人々にカンボジヤ産の野菜と伝えられ、その結果名前が「カボチャ」になったんだと言われている。

その後、日本カボチャは日本の気候に適していたことから、急速に各地に広がったわけなんだ。
だから、日本カボチャと名がついていたところで、日本古来の野菜じゃないんだよ。


一方、西洋カボチャは南アメリカの高原乾燥地帯が原産。
19世紀に渡来し、北海道を中心に広まったんだ。
デビューが遅かったのにもかかわらず、今では日本カボチャよりも、こちらが主流になってしまったのは、やっぱり味が決め手なのかな?
ホクホクとして甘みが強く、栗カボチャとも称されていて、今では市場の9割りを占めているようだね。


そうだ!
「冬至にカボチャを食べると長生きする」と言われているよね。
(知らんかったら、今日からおぼえてね)

あれは、カボチャにはビタミン、カロチンなどの栄養成分が豊富で、これからの厳しい冬を迎えるときに食べると体に良いということだったんだろうね。

たいていの野菜は、新鮮なうちに食べないとビタミン類が消失してしまうんだけど、よく実ったカボチャについては、厚く堅い外皮があるので、夏に採れたものを冬まで置いておいてもビタミン類は失われないんだ。




食べ方と効能
posted by くいしん坊 at 19:13| Comment(0) | 知っている野菜の知らない世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

英国で紅茶が有名なわけは・・・

お茶の話をもう少し続けてみようか?
知りたいのは、どうして英国で紅茶ブランドになったのかということだものね。

ここから読んでいる人は、ページ1つバックしてから読んでみてね。

http://kuishinboworld.seesaa.net/article/14900213.html

中国は元の時代、14世紀になると、シルクロードを経由してロシアからイント、ペルシア、と浮くトルコへと茶葉伝えられてゆくんだ。
陸上ルートで運ばれた茶はすべて緑茶であり、これを濃く煮出して、牛や羊の乳などと混ぜて飲んだいたらしいんだね。

陸上ルートに遅れることおよそ300年。
福建地方のアモイを積み出し港とした茶は、海路を通じて東南アジアやローロッパ各地へ広まっていったんだ。

海上ルートを独占したのは当初はオランダだった。
ところが、1669年に英国東インド会社が中国から直接買い付けすることに成功すると、英国は、茶を含む中国貿易を一手に引き受けるようになっていったんだよ。

今も昔も欲というものには「独占」という言葉がつきものなんだね。


現在、英国が世界屈指の茶の消費国といわれる原点はここにあるんだ。


でも、最初は英国でも緑茶が飲まれていたんだよ。
しかし、英国の水が硬水であったために、タンニンの多い発酵した茶にてきしていたんだね。
それと、肉食中心の食事には、きっと濃厚な味の紅茶の方がマッチしたんだと思うんだ。

こうして英国では緑茶よりも紅茶が好まれるようになり、さらに19世紀にインドやスリランカで大規模な茶のプランテーションを展開して世界の紅茶市場を制すると、母国のみならず中東やヨーロッパ諸国は、ほとんど紅茶に切り替わってしまったというわけなんだ。

でも、英国は紅茶を独占販売するとともに高い税金をかけたんだ。
それが、対抗意識のあるフランス人やアメリカ人に反感を促してしまったんだね。
彼らはおのずと茶からコーヒーへシフトするようになったのさ。

フランス料理店でコーヒーが出るのはこのためなんだ。
だから、「紅茶ください」なんてフランス料理店で注文してはダメだよ。
「コーヒーください」だからね。

それが通のやることだからね。




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2006年03月15日

オクラ

プロフィール


アメリカネリ、オカレンコン、ナットウなどと呼ばれることもあるオクラは、独特のぬめり、トロロに似た特有の風味が人気の野菜だよね。

特に、ヘルシー志向が盛んに言われるようになった近年、生産利用は大幅に増加しいてるんだ。

本名のオクラの名は、原産地アフリカの現地語からなんだよ。
エジプトでは古くから食用として栽培されていたらしい。
食用となるのは若い果実だけど、完熟した実は、コーヒーの代用としても使われたらしいんだ。

日本には幕末に渡来。
西洋野菜の中では比較的早く定着した野菜なんだね。
生産が伸びたのは1970年代に入ってからで、小さい形のものが主体だよね。

日本では果実の断面が5角形のものが一般的なんだけど、8角形や丸形のものもあるんだよ。(たぶん見たことはないと思うけどね)

そしてさらに、緑色だけかと思っていたら、なんと赤色のものがあるというから驚きだね。

形もいろいろで、2cmほどしかない「ミニオクラ」と呼ばれるものは和食料理屋さんでは人気者。

また、果実ができる前の花はアオイに似た黄色の美しいもの。
鑑賞をかねて家庭菜園に取り入れても面白いかもね。

ちなみにこの花も食用になるからね。
花もゆでればトロトロになるよ。


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ピーマン

プロフィール


ビタミンA、Cが豊富に含まれ、しかもカロチンも豊富なピーマンは、実はトウガラシの仲間なんだ。
トウガラシの仲間で辛味がないものをピーマンと言っているんだよ。

原産地は、熱帯アメリカ。
15世紀の終わりにコロンブスがヨーロッパに持ち帰り、世界中に広がったんだね。
日本には江戸時代に渡来したんだけど、この時に来たのは辛い種のトウガラシだったんだ。
現在のような甘味種のピーマンが来たのは明治時代の初期になってからで、しかも戦後になってようやく食卓に登場するようになったんだね。


独特の風味のせいか。子供たちの人気はすこぶる悪いが、今では大部分の品種がくせのない味に改良され、食べやすくはなっているんだ。

大きさはさまざま。3gほどのものから300gのものまで、形だって細長いものから円筒形、短円筒形、円錐形と幅広い。

寒さには敏感な野菜で、高知県や宮崎県の温暖な気候を利用したハウス栽培での出荷量は、冬から春の間では80%を占めているんだね。


ところで、普段は緑色のピーマンを見慣れているせいか、ピーマンは緑色の野菜だと思われがちだけど、緑色のものは未熟なうちに収穫したものなんだ。
ピーマンはどの品種であっても、成熟するとほとんどが赤くなるのだけど、ものによっては黄色やオレンジ色になるものもあるんだ。

大型のピーマンが並び始めたのはここ数年のことで、赤、黄、紫、白、黒、緑、オレンジ色の全部で7色。

時たま「パプリカ」と呼ばれているようだけど、パプリカと呼ばれる本物は、香辛料としてハンガリーから輸入していたものだけなんだよ。
形が大きかったので、大型のピーマンも同じ呼び方をしてしまったのかな。

大型ピーマンはくせがなく甘いことから、サラダや料理トッピングに彩として使われている。



食べ方と効能
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2006年03月13日

ナス

プロフィール


一富士二鷹三ナスビ
秋茄子は嫁に食わすな
ウリづるにナスビはならぬ

ナスを入れた諺が多いことからも、日本人が最も親しんできた野菜であることが想像できるよね。
では、ナスは日本古来の野菜かと言えば、意外にも原産地はインドなんだ。

日本には中国から渡来したんだよ。

でも奈良時代の『正倉院方書』にはナスを献上したという記録があって、そのころには栽培されていたということは、やっぱり古くから馴染んできた野菜なんだね。

ナスは日本で栽培されてから12001年の歴史を持つだけあり、大変多くのバラエティに富んだ品種が生まれているんだ。


ナスほど地方によって形に対する好みがある野菜も珍しいよね。

関東ではやや小型のたまご型、関西ではそれよりやや長い中長が多い。
西日本で多いのは長ナス、九州ではもっと長い大長ナス。
その他北陸京都では丸ナス、山形では小丸と呼ばれる小ナス。

ほんとにいろいろあって一堂に並べてみたら、同じ品種の野菜とは思えないよね、きっと。


さらに、ナスほど野菜の中で肌の光沢のよいものはないだろうね。
なにせ、ピカピカとか、テカテカとかって言葉がぴったりだものね。

色もきれいだよね。

独特の紫色は「ナス紺」という言葉があるくらいだからね。
この紫色はアントシアニンの一種のナスニンという色素によるもの。
鉄やアルミニュウムなどの金属と反応すると、鮮やかな黒紫色になるんだよね。

漬物にするときに古クギやミョウバンを入れるのはこのためだよ。
(そんなこと、とっくに知ってるって?・・・・)


食べ方と効能
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2006年03月12日

キュウリ

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野菜の果菜類部門で消費量トップを誇っている野菜。
だけど、古い文献には「下品の瓜」「田舎に多く作る物なり」などと書かれ、人気はイマイチだったようなんだ。
その上、キュウリの切り口が徳川家の葵のご紋に似ていることから、武士たちには恐れ多いと食べなかったちとも言われてたんだよ。


原産地は、ヒマラヤ山麓のインド側。
紀元前1000年頃西アジアで栽培され、そこからヨーロッパ中国北部・中国南部の三方に広かったんだ。

現在、世界で400以上の品種があると言われているけど、日本で作られるのはほとんどが細長い白イポ系なんだね。

ところで、10年ほど前まではキュウリの表面には白い粉がふいたようについていたものだけど、今ではあまり見かけないよね。
この粉は、ブルームと言って、果面を守るロウ物質。
かつては、白い粉がふいているキュウリは新鮮であると評価されていたものだよ。

でも、その評価は八百屋さんだけで、消費者には白い粉が農薬と勘違いされたことなどで、現在ではブルームレスという白い粉がないキュウリが市場を独占しているだね。


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ブロッコリー

プロフィール


ご存知キャベツの家族の一人だね。
大きなつぼみのかたまり(花蕾)と茎を食用とするものだよ。

ビタミンCがレモンの2倍も含まれてているという驚きの野菜だけど、そのほか、カロチンや鉄分も豊富で、栄養価の塊ともいえる緑黄野菜だよね。
人気が高いのもこの辺のことが知られているからなんだろうね。


原産地は地中海沿岸。
何度も話しているようにキャベツの家族だけど、同じ家族の野菜の中では最も進化が遅れた野菜だね。

イタリアフランスで改良され、ヨーロッパで重要野菜となったのは15〜16世紀ごろのこと。
同じ家族のカリフラワーに形がそっくりなのは、ブロッコリーとは親子みたいなもの。
ブロッコリーが突然変異して白くなっちゃったものがカリフラワーなんだよ。


日本には明治時代に渡来したけれど、本格的な栽培が始まったのは第2次世界大戦後で、1980年代になって急速に大衆化が進んだんだね。

普段目にしている頭部の大きなつぼみを食用とする品種が主流だけど、一本一本につぼみと茎が分かれているスティックブロッコリーも見かけるようになってきた。
これは、中国野菜のカイラン(キャベツの仲間)とブロッコリーを交配してできた新品種だね。
アスパラガスのように茎の部分が長くてやわらかく、当然、茎まで食べられるのがとくちょうだね。
『スティックセニヨール』という名前で出荷されているよ。


食べ方と効能
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カリフラワー

プロフィール


もうご存知の通り、キャベツの仲間。
私たちが食用としているのは花のように見えている花蕾(からい)の部分だよ。
この花蕾とはつぼみが発育せずに肥大して花球となってしまったものなんだね。

花蕾の色は乳白色が主流だけれど、紫色やオレンジ色をした品種もあるのだよ。
もともとはブロッコリーが突然変異で白くなってしまったものなんだ。

カリフラワーの祖先は地中海東部のシリア地方に野生していたクレティカ種とされている。
しかし、この祖先は現在のような形のものではなくて、やわらかな花茎に小さなつぼみがついたものだったらしいんだ。


このカリフラワー、日本ではブロッコリーよりも早く普及したんだけど、ヨーロッパではその逆。
イタリアフランスなど南ヨーロッパで普及したのは15〜16世紀で、北部ヨーロッパにまで広まったのは18世紀のことなんだよ。


日本に渡来したのは明治初年。
温厚な気候を好むことから、太平洋沿岸地域で、秋から春先にかけい収穫される品種が栽培されるようになったんだね。

1960年代に入ると消費が急に伸び、カリフラワーにとっての全盛時代であり、多くの品種が作られるになり、一年中出回るようになったんだけれど、最近ではブロッコリーに押されて、苦戦をしているようだね。

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2006年03月11日

フキ(蕗)

プロフィール


冬に黄色い花が咲くために、冬黄(ふゆき)がつまってフキという名前がついたと言われている。
なんとも、いい加減な名づけ親ですね。

野生のフキは北海道から琉球諸島までの日本全国のほかに、朝鮮半島や中国にも分布しているのだが、野菜として栽培し始めたのは日本人なんだ。

咳止めや利尿、タン切りの効果があるとして、古くから薬用にも用いられてきた野菜だよ。


フキの生産地としては愛知が有名。なんと愛知産だけで全国の生産量の3分の2を占めているんだね。
露地物の旬は4月から5月だけど、最近はハウス栽培が多く、初冬から秋ごろまで出回っているんだな。


現在栽培されている品種の大半は尾張フキと呼ばれる根元が赤紫色をした早生種。
この品種は水フキと言って、葉が鮮やかな緑色をしており、軟らかく香りも強い。
山野に自生しているものは山ブキと呼ばれ、佃煮のキャラブキの原料だよね。

そうそう、春になると山菜としておなじみのフキノトウと呼ばれるものは、葉が開く前に根茎から生えてくるつぼみのことだよ。

南九州などで食用とされるツワブキは、同じキク科の植物だけどフキとは別物だよ。


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2006年03月10日

セロリ

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古代エジプトでは、なんと葬式に用いられ、一方ギリシャやローマでは薬や香料として使われたという記録がある。

16世紀ごろからイタリアなどで薬用植物として栽培が始まり、17世紀になってフランスで食用とされるようになったんだ。


日本に渡来したのは16世紀末。
太閤秀吉による朝鮮出兵の際に加藤清正が持ち帰った中国種のもので、「加藤人参」と呼ばれていたらしい。

今のような西洋種が入ったのは、その後の江戸時代。オランダ船によって長崎に入ったため、当時は「オランダ三つ葉」と呼ばれていたみたい。
その後の明治時代の初めに開拓使によってユーロッパの改良種が導入されたというわけ。

結構、あれこれと移り変わっている野菜なんだね。
民間に普及したのは、第二次大戦後だというのは、レタスなどと一緒だね。


夏の野菜のようなんだけど、セロリは涼しい気候を好み、夏から秋は長野などの高冷地、冬から春は静岡などでのハウス栽培でつくられている。

そうそう、ミニセロリという名称で形が小ぶりのセロリがあるけど、あれは日本で改良された品種なんだ。



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うど

プロフィール


日本各地の山野に自生する多年草。
朝鮮半島や中国東北部にも自生するけど、食用としているのは日本だけだね。

芽だけではなく、若菜やつぼみ、若実も食べられているんだよ。
数少ない日本に自生していた野菜と言える。


室町時代はもっぱら薬用として用いられていたようだけど、江戸時代にはぜいたく品として幕府が販売を制限することもあったという話も残っているんだよ。


大昔は野に自生するものを摘んでは食べていたんだけど、17世紀ごろから成長するにしたがって土をかぶせ、長く育てるようになり、そしてその後、根株を軟化床に伏せて軟らかくする根栽栽培法という農法に発展していったんだ。

ここが日本人の知恵ってやつだね、きっと。

現代ではさらに発達して、畑で着生した苗を地下室に入れ、光を当てずに育てる軟白栽培と言われる農法が主流になっているんだ。
これが一年を通して作られている「軟白うど」だね。

一方、春先から初夏にかけて出荷される「山うど」と呼ばれているものは、根株に盛り土をしていく方法でつくられている。


そうだ、「うど」という名前の由来なんだけど・・・。

茎が細長く、生えているときに風がなくてもゆらゆらと由来で、活きているようなことから「独活」という字があてられたらしいよ。

ほんとかよー、って話だよね。


食べ方と効能
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緑牡丹(りょくぼたん)

中国茶の1種。

お湯に浸すと、花のつぼみが開くようにパーッと広がっていくお茶
これは、絶対に葉っぱではない、と思わせる。

中国茶の歴史は、6〜7世紀に始まると言われている。
長い歴史で発展していったのは、香りと味を高める技術だけではないんだ。
茶葉にさまざまな細工を凝らす楽しみ方も、中国のお茶文化の重厚さを物語っているよね。

細工を施した茶葉は、工芸茶などと呼ばれて区別されることもある。

この「緑牡丹」もその工芸茶のひとつだね。
味や香りはやわらかく癖がない。
そして、やはり1番の特徴は、つぼんでいた茶葉が花のように開くことだね。

初めての人は、必ず「おぉぉぉ!」って驚くと思う。
「珍しいものをお出ししますよ」って言ってから出すと受けるかもね。

この緑牡丹、ひとつの茶葉で、三煎、四煎入れても味と香りが落ちないんだ。
だから、一煎を飲み終えたら、またお湯を注げばいい。

お友だちとゆっくり語らいの場を思っているのなら、中座することがなくなるよ。


「ここで買える」をクリックすれば、画像と購入場所をみれるからね。

購入は自己責任でね。

ここで買える
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2006年03月05日

タケノコの兄弟

プロフィール


竹の地下茎から茎が枝分かれしたものを若いうちに採って食用とするものだよね。
そんなこと説明しなくても、日本人ならだれでもが知っている野菜だね。

2月〜5月に収穫されるのが一般的なんだけど、今では地面をビニールで覆うとか、土中に電熱線をいれたり、またまた温泉熱を利用するなどして地温を早くから上げて、早く育つように栽培されているんだ。
このようなタケノコのことを早堀タケノコと呼んでいるんだ。値段も結構するので、高級料亭向きだね。

でも、現在では正月の・から中孫の暖かい南部で栽培されたものが輸入されているので、年が明けるとすぐに八百族さんの店先に顔を出すこともあるんだ。


現在最も一般的なものは、孟宗竹(モウソウチク)の若い芽。
原産地は中孫江南地方で、18世紀初めに琉球に伝わっているんだね。
全孫に広がったのは江戸時代中期で、薩摩藩主、島津公が琉球から入手した株を藩邸に植えたのが始まりとされているんだ。

孟宗竹の次に多く知られているのは淡竹(ハチク)。
破竹と書く人もいると思うが、淡竹が本名。
孟宗に比べて実が淡い色をしているからだとも言われているんだけどね。
破竹というのは「破竹の勢い」という言葉から、成長が早い性質を呼んだのだと思う。

孟宗竹は土の中を掘って採取するのが普通なのだけど、淡竹は地上に出てから採取することが多いんだ。

また、長野や東北北陸では細い竹の若芽が五三竹(ゴサンチク)という呼び名で栽培されている。


また、四孫では、四方竹という春ではなく秋に収穫するタケノコも存在しているのだ。
食べ方と効能
posted by くいしん坊 at 19:24| Comment(1) | 知っている野菜の知らない世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アスパラガス

プロフィール


アスパラガスは、枝や葉が出る前の若い茎を食べる野菜だよ。
グリーンとホワイトがあるけど、これは品種ではなくて、栽培方法の違いによるもの。
発芽後に盛り土をして、日光に当てないように育てたものがホワイト、そのまま日光に当て続けて育てるとグリーンになるんだね。

でも、一般的にはグリーンが主流で、ホワイトは料理店でしか使われいてない。その理由は、ホワイトはアクが強く、アク抜きをしなければならないからなんだ。
ちなみに、ホワイトのアクを抜くには牛乳でゆでればいいからね。簡単だろう!


ヨーロッパでは紀元前から栽培され、今でも春を告げる野菜として人気は高い。
古代ギリシャ人は野生のものを食用としていたけれど、ローマ時代には農園栽培が始まっているんだよ。

北イタリアはアスパラガスの名産地として知られおり、ヴェネト州のバッサーノは特に太いアスパラガスで有名なんだよ。
先に言っておくけど、アスパラガスは太いほど柔らかく味もいいんだよね。
だから、太いアスパラガスができるってことで有名になったと思うよ。

日本に入ったのは。18世紀後半の江戸時代中期にオランダ人によってもたらされたのが最初らしい。
初期は食用としての普及というより、葉を楽しむ観賞用とされたようだね。
この時代の日本人は、どうも疑い深かったようだね。外来の野菜はいつもこのような鑑賞用としては入って気ているものね。

食用としての普及は明治初期にアメリカフランスから種子として再導入されたのちのこと。
大正12年に北海道で本格的な栽培が始まり、2年後にはアジア最初の缶詰生産も始まっている。
でも、当時のものはホワイトだね。缶詰はほとんどホワイトだものね。

日本での主産地は長野、福島、北海道が有名だけど、今では結構どこの地域でも栽培されているよね。
そして、以前はホワイトが主流だったけど、現在ではグリーンがほとんどだね。
グリーンが普及してきたのはいつごろだったかなぁ。
ちょうど炉辺焼きが流行してきた頃からだったのではないかと思うよ。


食べ方と効能
posted by くいしん坊 at 16:00| Comment(0) | 知っている野菜の知らない世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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